日記
2022-07-15 17:45:00
増えた院内設備その2
歯科処置装置をユニットにまとめました。
今まではそれぞれ機械がバラバラで、処置に必要な場合そのたびに用意して手間が猥雑でしたが、このユニットでスケーラー、エアー、水、レジン固着照射、エアーフロー、マイクロエンジン、吸引と一つでできるため、たいていの歯科処置がすぐ行えるようになりました。
耳用内視鏡(ビデオオトスコープ)です。
写真はわんちゃんの健康な鼓膜ですが、毛が鼓膜すぐ手前まで生えてることがわかりますね。(外耳炎が拗れているとき、耳道のびらんや鼓膜の損傷が見られたりします。)
人と比べて犬猫は耳道が曲がっているため、なかなか手持ち耳鏡では耳の奥まではっきりとみえにくいのですが、ビデオオトスコープでは耳道内や鼓膜の状態を明確に見ることができます。
耳の洗浄や薬の注入をしたり、専用の鉗子を使って異物、耳垢の固まったものなどを取り除く時に使用します。(基本麻酔あるいは鎮静が必要です)
また、レーザー装置とあわせて、耳の中の腫瘤を除去したりも可能です。